11月11日、特別国会が召集され、新潟県関係の議員も初登院しました。衆院選で自公が過半数割れに追い込まれた状況で行われた首相指名選挙では、決選投票までもつれ込みましたが石破首相の続投が決まっています。

衆議院で単独過半数を占めていた自民党の石破総裁が内閣総理大臣に就任したのは約1カ月前のこと。その直後に解散総選挙に踏み切ることを決断します。

政治資金問題をめぐり逆風が吹き続け、自民党は県内の小選挙区でも全敗するなど、自公でも過半数割れに追い込まれました。

そして11月11日、召集された特別国会。

県選出の国会議員も続々初登院する中、並々ならぬ思いで国会へとやってきたのは新潟3区で自民党の候補を破り、国政復帰を果たした黒岩宇洋衆院議員です。

【立憲 黒岩宇洋 衆院議員】
「10万票の負託を受け、これから再スタートということで、非常に身の引き締まる思いだし、衆議院で与野党がこんなに拮抗した中なので、非常に重要な局面が始まっていくんだなという思い」

まず訪れた重要な局面が、首相指名選挙です。

衆院選で議席を伸ばした立憲民主党の野田佳彦代表との決選投票までもつれ込みましたが、石破首相の続投が決まりました。

ただ、今後の国会運営は難航が予想されます。

【自民 斎藤洋明 衆院議員】
「自民党が(2012年に)政権復帰して以来、初めての決選投票。少数与党の国会運営は厳しいということを改めて感じている。政権を失いかねない状況なので、緊張感を持ってやっていかなければいけない」

スピード感を持って経済対策や政治改革を行わなければ、今後、政権を失うおそれがあるとする自民党に対し今回、政権交代を目指してきた立憲民主党は…

【立憲 菊田真紀子 衆院議員】
「(野党)それぞれの思惑がバラバラに分かれてしまって、石破首相が再選されたということで率直に言って残念」

ただ、自公政権を少数与党に追い込んだことで、国会運営で存在感を発揮したい考えです。

【立憲 菊田真紀子 衆院議員】
「国会がようやく何十年ぶりに大きく変わるので、“熟議の国会”。与党も野党もしっかりと議論して、国民生活のための政治を進めていかなければいけない」

果たして国民生活はどうなるのか、今後の国会運営に注目です。

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