第1次石破内閣は11日午前の閣議で全閣僚の辞表を取りまとめ、総辞職した。午後の衆参両院本会議の首相指名選挙を経て、同日夜に第2次石破内閣が発足する見通し。石破茂首相はその後、記者会見し、今月中にも取りまとめる経済対策や、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法の再改正や調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開などの取り組みについて説明するとみられる。
自民、公明両党の連立与党は衆院選で過半数割れとなったため、首相指名選挙は戦後5回目の決選投票にもつれ込む見通し。決選投票になれば、社会党出身の村山富市首相が選出された1994年以来、30年ぶりとなる。野党は首相指名の一本化でまとまっておらず、自公の多数で石破首相が再び選出される公算が大きい。【内田帆ノ佳】
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