衆院選を受けた第215特別国会が11日に召集されるのを前に、石破茂首相は10日、日本維新の会の馬場伸幸代表と首相公邸で党首会談を行った。
会談後、会見した馬場代表は、会談で5月31日の岸田前首相との政治改革に関する合意文書を示し、「議論をする余地はない。あとはやるかやらないかだ」と伝えたことを明らかにした。
5月の合意文書では、調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開と残金返納を義務付ける立法措置を講じることなどを盛り込んでいる。
馬場代表は、「約束したことを反故にされている以上、その先の予算案や法案の審議に協力するつもりは全くない」とした上で、「是々非々で対応してきたが、この先の12月の臨時国会、1月の通常国会で、自民党の話を聞く気は毛頭ないと申し上げた」と強調した。
馬場代表によると、「臨時国会前に目に見える形で決着をつけてほしい」と求め、石破首相は「重く受け止める」と述べたという。
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