中谷防衛相は1日、東京・福生市の航空自衛隊横田基地を視察した後、記者団に対し、10月31日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、「新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)級弾道ミサイルだった可能性がある」と述べた。さらに、「固体燃料推進方式の弾道ミサイルであったと推定している」と明らかにした。

また、中谷防衛相は隊員への訓示で、「横田基地は、昨日の発射も含め北朝鮮の弾道ミサイル発生の対応など、極めて重要な任務を担っている」と強調。「防衛相として、もっともっと強くたくましい、自信と誇りのある自衛隊を作りたい」と述べた。

さらに横田基地について、「在日米軍司令部、第五空軍司令部と隣り合い、強固な日米同盟を体現する場所だ」とした上で、自衛隊の「統合作戦司令部」の創設を踏まえ、「日米の指揮統制枠組みなど、日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化を行っていく場所だ」と意義を強調した。

中谷防衛相は、在日米軍のジョスト司令官と会談し、日米同盟の抑止力、対処力の強化が不可欠だとの認識で一致し、連携して地域の平和と安定に貢献することを確認した。

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