福岡県北九州市は31日、収支が悪化している門司区の「門司麦酒煉瓦館」について、民間のアイデアを取り入れてテコ入れを図る方針を明らかにしました。

◆北九州市 武内和久 市長
「民の力で歴史ある建築物を再生させていくという北九州市では初めての取り組みとなります」

北九州市が活用を目指すのは、大正時代に現在のサッポロビールの工場の一部として建築され、国の登録有形文化財にもなっている門司区の「門司麦酒煉瓦館」です。

市は建物を譲り受け、資料展示などを行ってきましたが、来館者が減って収支が悪化し、老朽化も進んだことから、民間に活用策を募っていました。

公募に応じた4社の中から市は、建物をフォトスタジオやクリエイターの交流拠点に改修し、駐車スペースにコーヒーショップやキッチンカーエリアを設ける提案をした西鉄グループの「スピナ」を優先交渉権者に決定しました。

事業費は約1億8600万円で来年7月の利用開始を目指すとしています。

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