中谷元防衛相は29日の記者会見で、陸上自衛隊の与那国駐屯地(沖縄県与那国町)で27日に発生した陸自輸送機「オスプレイ」の損傷事故について説明した。「早急に原因究明をはかり、適切な情報提供を行う」と述べた。

陸上自衛隊の輸送機「オスプレイ」は離陸時に機体が地面と接触した(27日、沖縄県与那国島)=共同

防衛省は陸上幕僚監部に事故調査委員会を設置し、調査を始めた。災害派遣など必要な任務を除き、オスプレイのすべての機体の飛行も見合わせた。

事故は離陸しようとした際、機体が左右に大きく揺れ、左翼の下部が地面と接触して起きた。操縦士ら計16人が搭乗していたが、けがはなかった。事故機は23日から実施している日米共同統合演習「キーン・ソード」に参加していた。

オスプレイを巡っては2023年11月に米空軍の機体が鹿児島県屋久島沖で墜落し、搭乗していた8人全員が死亡した。

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