自民党の議員だった広瀬めぐみ氏が、公設秘書の給与を巡る詐欺事件で議員辞職したことを受け実施された参議院岩手選挙区の補欠選挙。
元議員と新人あわせて5人が立候補しましたが、選挙戦では達増知事の応援も受けた立憲の木戸口英司氏(61)がほかの4人を大きく突き放し、落選から2年余りを経て再び国政の場に戻ります。
2年前の参院選で初当選、自民党に30年ぶりの議席をもたらした広瀬めぐみ氏。
しかし2024年8月、秘書給与を巡る詐欺事件により広瀬氏は議員を辞職しました。
岩手県内では前代未聞の事態に有権者からは、「ショックです。裏切られたというか」、「人間性の問題というか、悲しいね」など厳しい声が聞かれました。
広瀬氏の辞職に伴う補欠選挙で立憲民主党は1期6年を務めた後、2022年の選挙で敗れた木戸口英司氏を擁立しました。
立憲・元 木戸口英司氏(61)
「政治を変えたいという思いだけはこの2年間持ち続けてきました。野党みんなで力を合わせて政治を変えていく」
立憲 小沢一郎氏
「木戸口英司の当選を皆さんの力で期していただいて、国民の生活が第一という政権を政治を皆さんで作り上げようじゃありませんか」
この補選では野党各党も木戸口氏を支援。自民党が候補擁立を断念する中盤石の戦いを展開しました。
参政 神谷宗幣代表
「このまま放っといたら岩手県がどうなるかということを、優秀な10代の子たちに考えてもらう、岩手に帰ってきてもらう、もしくは残ってもらう」
今回は自民党支持層の受け皿になることを目指した参政党が、党職員の吉田利也氏を擁立しましたが及びませんでした。
岩手県 達増知事
「今度こそ岩手県民の良識を発揮して、しかるべき人を選んで参議院を正常化する」
立憲・元 木戸口英司氏(61)
「地域を支えていくというそういう政策をしっかり進めていく政権を、みんなと一緒に作りましょうという呼びかけなんです」
選挙戦では達増知事の応援も受けた木戸口氏。
落選から2年余りを経て再び国政の場に戻ります。
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