衆院選の投開票まであと2日。激しい戦いが続く中、最新の情勢はどうなっているのか。注目区を取材しました。
道5区「裏金問題」が焦点に 自民と立憲『競り合う』
札幌市厚別区などの道5区です。2度目の議席獲得を目指す立憲民主党の池田真紀候補と裏金問題の当事者として逆風が吹く自民党の和田義明候補が「激しい競り合い」を続け、情勢は最終盤まで見通せません。
共産党の鈴木龍次候補は出遅れの影響で厳しい戦いが続いています。
「今回の選挙は私の責任で厳しい厳しい選挙でございます。徹頭徹尾頑張りますこと改めて皆さまにお約束を申し上げます」(自民党 和田義明候補)
和田候補は、比例との重複立候補が認められずまさに背水の陣です。危機感から大物が続々と応援に入っています。
「今回は勝たせてはいけない選挙。2位じゃダメなんです。1位をぜひなんとか皆さんと一緒に勝ち取りたい」(立憲民主党 池田真紀候補)
裏金問題を厳しく追及する池田候補。揺らぐ「町村王国」を切り崩せるか、15年ぶりの議席奪還を狙います。
「安保法制を廃止し、憲法が暮らしに生きる政治を実現するために力いっぱい頑張ります」(共産党 鈴木龍次候補)
共産党の鈴木候補は裏金問題を批判しつつ戦争と貧困をなくしたいと訴えています。
自公連携の道10区 立憲が先行 公明追い上げる
岩見沢市など空知、留萌地方の道10区です。立憲民主党の神谷裕候補がやや先行し、公明党の稲津久候補が追い上げています。
自公連携の象徴区と言われる10区ですが、最後まで激しい攻防が続きそうです。
「皆さんと一緒だったら今回私は政治を変えることができると本当に思うんです」(立憲民主党 神谷裕候補)
同じ顔ぶれで3回目の一騎打ち、2回連続で比例復活している神谷候補。次こそは雪辱を果たしたいと大物議員も応援に駆けつけています。
「相手候補からちょっとまだ出遅れてましてね。どうかもうひと押し、あともうひと押しのご支援を」(公明党 稲津久候補)
自公が連携し公明党が12年間議席を守り続けてきた10区。決して明け渡してはならないと最後まで党幹部が応援に入る予定です。
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