10月27日の投開票日が迫る衆議院選挙、各党の“大物”が続々と福岡入りして支持拡大に奔走しています。

◆立憲民主党 野田佳彦代表
「政治資金は非課税ですから、それを不記載にして裏金まで作ってしまっている」

異例の“超短期決戦”となった衆院選。

最終盤のタイトなスケジュールの中、23日に福岡入りした立憲民主党の野田佳彦代表は無党派層の支持獲得に照準を合わせ、福岡市・天神で「裏金問題」を追及しました。

◆立憲民主党 野田佳彦代表
「政権交代とは政治を改革するためだけではない。ゆがんだお金の使い方を変える経済改革でもある」

一方、「裏金問題」が尾を引く与党・自民党は新人候補の選挙応援で岸田文雄前首相が福岡入り。

◆自民党 岸田文雄前首相
「経済、外交でも歴史の転換期を迎えている。この責任を誰がしっかりと担えるのか、どの候補、どの政党がしっかりと結果を出してくれるのか、この選挙でしっかりと見極めてほしい」

その隣には、公明党の山口那津男前代表が立ち、四半世紀続いている自公連立政権の絆の強さと成果をアピールしました。

◆公明党 山口那津男前代表
「自民党と公明党の連立政権でなければできないことばかり。自公連立政権を底から支える、一兵卒となって支える、そういう役割を果たしていく」

一方、「全国政党」を目指し九州でのさらなる浸透を狙う日本維新の会。

馬場伸幸代表は22日、激しく雨が降る福岡市・天神で教育無償化などを訴えました。

◆日本維新の会 馬場伸幸代表
「(大阪では)行財政改革を徹底的にやって、生み出された財源で幼稚園・保育園と幼児教育で始まって、小・中・高校 大学・大学院、全ての教育をいま無償にしている。チャレンジをしている」

そして、日本共産党や国民民主党は政治不信問題への対応を強く訴えます。

◆日本共産党 田村智子委員長
「(裏金の)再調査もしない。そして総選挙を裏金議員のみそぎに利用している、そんなことを許すわけにはいきません」

◆国民民主党 玉木雄一郎代表
「手取りを増やす経済政策を堂々と掲げています。減税や社会保険料の負担を軽減し、ガソリン代、電気代を下げて、皆さんの手取りを増やす経済政策をしっかりと進めていきたい」

異例の“超短期決戦”となった今回の衆院選は最終盤となり、各党、各支持層を中心に巻き返しを図っています。

カギとなる無党派層をどこまで取り込めるのか、選挙戦はますます熱を帯びることになりそうです。

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