シリーズで衆院選の候補者の訴えや戦いの構図などを特集しています。
18日はベテランの現職大臣に野党の新人2人が挑む大分3区についてお伝えします。
大分3区に立候補したのは届け出順に、
立憲民主党・新人の小林華弥子候補。
自民党・前職の岩屋毅候補。
共産党・新人の大塚光義候補。
以上の3人です。
◆立憲・新 小林華弥子 候補
「まっとうな政治に変えていく最大のチャンスなんです。ここで私たちが変えなければ、私たちの子どもたちの世代、私たちの将来が危うい」
立憲民主党から立候補した新人の小林華弥子候補はエチオピア生まれ、香港育ちの元由布市議です。社会にあるさまざまな格差の是正などを訴えています。
大分3区は長年、岩屋毅候補と議席を争ってきた横光克彦氏が前回の選挙で引退し、立憲民主党県連の候補者選びが難航する中、小林候補に白羽の矢が立ちました。
出馬表明した去年6月以降は横光氏の後継者としてアピールしてきました。
◆立憲・新 小林華弥子 候補
「本当に今の自民党の政治、おかしいなと思うこといっぱいあるので、それを私たち、女性の声と生活者の声で変えていきたいと思っている」
◆自民・前 岩屋毅候補
「政治の信頼回復と日本の創生、これがテーマ」
自民党・前職の岩屋毅候補は石破内閣で外務大臣として入閣しました。入閣後は公務などのため、選挙期間中も地元入りできる日数は限られています。
こうした中、妻・知子さんや自民党の県議会議員など地元関係者が一丸となって10回目の当選を目指す岩屋候補の選挙戦を支えます。
◆自民・前 岩屋毅候補の妻・知子さん(岩屋候補のメッセージを代読)
「今回の衆議院選挙は、自民党を立て直していくための選挙、そして日本を創生させていくための選挙です。外交の力で分断と対立に向かう世界を、協調と融和へと引き戻す役割を果たしていきたいと決意しています」
◆共産・新 大塚光義 候補
「自民党に政治改革を期待することはできません」
過去2回、与野党一騎打ちだった戦いに割って入ったのが、共産党・新人の大塚光義候補です。旧挾間町の元町議で、大分3区は3回目の挑戦となります。2015年に成立した安保法制をめぐり立憲民主党が廃止しない姿勢を示したことに反発。今回、野党共闘を選択せず、2014年の衆院選以来となる出馬となりました。選挙戦では自民党の「裏金問題」を厳しく批判しています。
◆共産・新 大塚光義候補
「消費税を5パーセントに減税させ、働く皆さんの賃金を大幅に引き上げることまた年金、医療、介護など社会保障を充実させてまいります」
大票田で観光地の別府市や自動車産業が盛んな中津市などが対象の大分3区。
外務大臣として注目を集め、10回目の当選を目指す岩屋候補の牙城に、3区初の女性議員を目指す小林候補と、比例票の掘り起こしも狙う大塚候補が挑む構図となっています。
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