”区割り変更” 石狩市が5区→4区に

 北口榛花選手が投票を呼びかけるCM。10月16日から期日前投票が始まりました。

 15日にスタートした衆院選。北海道・石狩市のスーパーの前では4区に立候補した共産党の新人・佐々木明美候補が演説しました。

 「石狩が4区に編入して大きな戸惑い感じていると思う。石狩は特定港湾に指定されたと聞いた。自衛隊などが利用できる港になる。戦争する国の準備ではないでしょうか」(共産・新 佐々木明美候補)

 石狩市はこれまで札幌市厚別区や千歳市と同じ5区でしたが、区割りの変更で札幌市手稲区や小樽市などの後志地方が含まれる4区になりました。候補者は新たなエリアに支持を広げようと懸命です。

 「地域の皆さんが共感を得られるように話していきたい」(共産・新 佐々木明美候補)

 有権者は…。

 「ここは5区ですよね?4区ですか。小樽と一緒なんだ」

 「(Q:どういう候補が出てるか分かりますか?)わからないですね」

 「4区に変わった(と知っている)。(これから)候補者を見て自分なりに考えていく」(いずれも石狩市の有権者)

石狩市 ”約4万8000票”の行方は?

 3年前の衆院選で4区は自民と立憲の一騎打ち。わずか696票の差で自民に軍配が上がりました。

 4区に石狩市の有権者約4万8000人が加わったことで、石狩市での票の行方が勝敗を左右するかもしれません。

 「え、石狩市って (自分に)馴染みがなくて(自分を)知らなかったでしょう?と思って不安だった」(自民・前 中村裕之候補)

 石狩市役所の前で正直な思いを口にしたのは、自民党の前職・中村裕之候補です。

 道連会長として裏金問題を謝罪しつつ、4期12年の実績をアピール。石狩市が再生可能エネルギーの最先端のマチになれると話し、しっかり後押ししていきたいと訴えました。

 「石狩市がカギになってくると思う。石狩市で大きく差がつけるか、つけられるかということがありうるわけですから、石狩市の勝負っていうのは非常に重要だと思ってます」(自民・前 中村裕之候補)

 「後志19町村、小樽、札幌、石狩、たくさんいいものそろっている。今こそ地域の底力を見せつけていくところなのではないでしょうか?」(立憲・前 大築紅葉候補)

  立憲民主党の前職・大築紅葉候補です。

 元フジテレビの政治記者で10月16日、41歳になりました。前回の衆院選で比例復活で初当選。石狩市には区割りが変更となった2年前から通い続け、主に一次産業への支援や防災を訴えています。

 「どういう方々に票を入れてもらえるのかわからないですよね。最後の最後まで駆け回っていきたい」(立憲・前 大築紅葉候補)

 このほか4区には無所属の斎藤佳代候補が立候補しています。

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