福岡県北九州市の小倉北区、小倉南区、そして門司区を選挙区とする福岡10区。

前回のような野党共闘が崩れた上で保守分裂の構図となり、激戦が予想されます。

立候補しているのは届け出順に、立憲民主党の前職・城井崇氏(51)、自民党の新人・吉村悠氏(39)、無所属の新人・大石仁人氏(39)、共産党の新人・一ノ瀬小夜子氏(75)、日本維新の会の新人・福本尭氏(42)の5人です。

◆立憲民主党・前職 城井崇 氏
「大前提として政治の信頼を取り戻さなければなりません。政権交代こそ最大の政治改革」

これまで文部科学大臣政務官などを務め、当選4回の立憲の前職・城井崇氏。

前回選挙は接戦での勝利だった一方、共産党との野党共闘が崩れた今回は、より気を引き締めて勝利を目指します。

◆自民党・新人 吉村悠 氏
「政治を変える、すなわち自民党を変える。そのことによって北九州が変わる、日本が変わるんだという」

去年の党員投票を勝ち抜き公認を得た自民党の新人・吉村悠氏は、元福岡県議会議員です。

“裏金問題”で自民党に逆風が吹く中、従来の組織戦に加えて“日本一の草の根運動”を展開し、議席の奪還を目指します。

◆無所属・新人 大石仁人 氏
「批判を恐れずに行動する・戦う政治家になるか。そういう政治家が1人でも多く増えないと、この日本は良くならないと思う。だから僕はその1人になりたい」

無所属の新人・大石仁人氏は、北九州市の武内市長と近い元北九州市議です。

自民党の候補者公募に落選するも今回出馬し、保守分裂の構図に。

SNSなどを駆使し、無党派層の取り込みにも力を入れます。

◆共産党・新人 一ノ瀬小夜子 氏
「十分な睡眠時間がとれる。心身の安定が図れる。そんな生活に切り替えていくことが先決ではないでしょうか」

党の地区副委員長を務める共産党・新人の一ノ瀬小夜子氏。

元看護士の経験から、医療や介護現場の環境・処遇の改善を訴えていて、さらに物価高への対策として、賃上げや消費税の5パーセントへの引き下げを主張しています。

◆日本維新の会・新人 福本尭 氏
「高齢者の方から次世代の方にしっかりとバトンが渡っているのでしょうか。私は、そこに乖離したものがあると考えております」

維新の新人・福本尭氏は会社役員を務めていて、経営の経験を生かした民間目線の政治改革を目指します。

行財政改革を進め、小学校から大学院までの教育を無償化するなど、次世代への投資を進めることを訴えています。

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