10月15日に公示される衆院選に向け、各陣営では動きがあわただしくなっています。北海道釧路・根室エリアの道7区の候補予定者は、子育て支援や物価高対策への有権者の要望にどう応えるのでしょうか。
立憲民主党の篠田奈保子氏は…
10月12日、北海道東部の別海町で行われたパークゴルフの大会。そこに姿を見せたのは…
「おはようございます。ピカピカの天気になりましたね~」(立憲民主党 篠田奈保子氏)
立憲民主党の篠田奈保子氏は衆院選は2度目の挑戦。弁護士としての経験から、生活者目線の政策や一次産業の支援に力を入れたいとしています。
「別海町に建物はあるけど企業が来ない。みんな出て行ってしまう。冬は除雪。97歳の人も働いている」(別海町 安藤茂さん)
大会の参加者の一人安藤茂さんは、主に夏はプールの清掃を、冬は除雪を担当しています。
過疎が進む町で高齢者が働く現実に、最低賃金の全国一律化を求めています。
「物価がコメでも200~300円上がっている。これだけ上がると切実です。(最低賃金が)北海道は1000円ちょっとでしょ。全国一律になればまた違うかな」(別海町 安藤茂さん)
北海道の最低賃金は…
北海道の最低賃金は10月から初の1000円台となる1010円に。
この10年で1.3倍になったものの、東京都は1163円で150円以上の差があります。
この声に篠田氏は…
「無償労働や自己犠牲で地域を回すのではなく、正当な対価を獲得できることは大事。中小企業の支援と同時に全国一律1500円の最低賃金を早期に実現したい。地域の中で頑張れる人たちにしっかりと役割を発揮していただく必要がある」(立憲民主党 篠田奈保子氏)
自民党の前職・鈴木貴子氏は…
一方、10月13日、釧路町で開催されたハンドメイドのイベント会場では…
「こんにちは~。私これ持ってるんです。(気付いた人に)“ご飯つぶついている”と言われる」(自民党 鈴木貴子氏)
自民党の前職・鈴木貴子氏です。鈴木宗男議員の娘で外務副大臣などを歴任。外交や安全保障、防災対策などに取り組みながら、自らも2人の娘の子育て真っ最中です。
「泣いてもかわいい、怒ってもかわいい。(娘は)ボールペンを集めていて…」(自民党 鈴木貴子氏)
母親同士、子育てトークには花が咲きます。
イベントの出品者の一人、釧路市の佐藤雅代さんは6人を育てる母親。一緒に出品していた標茶町の堀内朱夏さんも2歳の娘の育児中です。
「近くの保育園が来年なくなってしまう。閉園しない形をとれる環境や、公園は多いけど室内で遊べるところが限られているので、もう少し増やしてほしい」(佐藤雅代さん)
「おむつ代やミルクが高かったりしてクーポンがあるとありがたい」(堀内朱夏さん)
国は10月分から児童手当の所得制限の撤廃や高校生も対象に加え、子育て支援を拡充しました。
鈴木氏は補助金だけでなく、妊娠から出産、子育てまで切れ目のない支援の充実が大切だといいます。
「地域と家庭がつながっていけるような、必要な支援が必要なところにしっかりと届く、そして声を上げられるような支援の充実が必要だと思っています」(自民党 鈴木貴子氏)
衆院選は10月15日公示され、10月27日に投開票を迎えます。
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