林芳正官房長官は7日の記者会見で、石破茂内閣の発足に伴う写真について「軽微な編集処理を行った」と述べ、加工した写真を首相官邸のホームページに掲載したことを明らかにした。画像データに、加工できるソフトを使用した痕跡があることを毎日新聞が報じていた。
1日の内閣発足では、首相官邸で、首相や閣僚による記念撮影が行われた。毎日新聞などが撮影、配信した写真では、首相や中谷元防衛相の腹部で白いシャツが上着から見えており、首相はベルトをしめていた。一方で、首相官邸のホームページに掲載された写真では、首相と中谷氏のウエストの位置が高くなり、ズボンが長くなっていた。首相はベルトもなくなっていた。X（ツイッター）では「みっともない」「だらしない」などの意見が相次ぎ、「だらし内閣」とやゆする投稿もあった。
林氏は「組閣時の記念写真など官邸の公式行事の集合写真は、末永く本人の記念として残るものだ」と説明した上で、「これまでも軽微な編集処理を行っている」と理解を求めた。
イギリスでは3月、王室が加工した写真を公表したことが問題となり、キャサリン皇太子妃が謝罪している。【鈴木悟】
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