裏金事件に関与した議員の次期衆院選での公認問題について自民党総裁は6日、「選挙における非公認」より重い処分を受けた議員については非公認とする方針を示しました。福井2区から出馬を予定している高木毅氏はこれより一段階重い「党員資格停止」の処分を受けていることから、非公認となる見通しです。
石破総裁は6日、党本部で記者団に対し、裏金議員の衆院選での公認問題について▼非公認より重い処分を受けた人▼現時点で処分が継続していて政治倫理審査会で説明責任を果たしていない人▼説明責任を果たさず地元での理解を進んでいないと判断される人、については公認しないとの方針を示しました。
旧安倍派の事務総長だった福井2区選出の高木毅氏は、自民党の旧安倍派の裏金事件で自身の政治資金収支報告書に1000万円余りの不記載があり、2024年4月、8段階中3番目に重い党員資格停止6カ月の処分を受けました。高木氏が受けた処分は、石破総裁が挙げた「非公認より重い処分を受けた人」より一段階重い処分のため、非公認となる見通しです。
高木氏は6日、敦賀市内で取材に応じ、「総裁の発言は報道で聞いている。重く受け止める」としたうえで「襟を正し政治活動を頑張りたい。立候補し、皆様の判断をいただきたい」としました。
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