防衛省は4日、イスラエル軍とイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラによる戦闘で情勢が悪化するレバノンから航空自衛隊の輸送機で邦人ら計16人をヨルダンへ退避させたと発表した。
邦人11人と外国籍の家族1人、そしてフランス人4人を空自のC2輸送機で輸送した。ヨルダンには日本時間4日夜に到着した。レバノンからは3日にも、邦人2人が日本政府のチャーター船で退避した。
輸送機は3日に日本からヨルダンへ向けて出発していた。岩屋毅外相からの要請を受けて中谷元防衛相が同日、輸送命令を出した。
レバノンではイスラエル軍による地上侵攻が1日から始まっている。侵攻前の段階でレバノンにはおよそ20人の大使館員を含めて50人ほどの邦人が滞在していた。
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