国会内で報道陣の取材に応じる自民党の長谷川岳参院議員=12日午前(共同)

自治体職員らへの威圧的な言動が問題視されている自民党の長谷川岳参院議員(北海道選挙区)は12日、今後自身の言動を改めると誓い、陳謝した。国会内で記者団に「不快に感じた方が多く申し訳ない。この汚点を教訓に表現方法を変える。(一部報道があった)3月24日から努めている」と述べた。議員辞職は否定した。

長谷川氏と面会する目的での北海道職員の東京出張が、2023年度に60回以上あったとの指摘には、そのうち自身との単独面会は16回だったと説明。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に伴う相談窓口の設置協議など緊急対応が含まれており、妥当だったとして理解を求めた。

出張経費への見解を問われ「私を含め税金で活動しており、費用対効果は頭に入れている」と強調。自治体側に出張目的の開示を提案した。

北海道の鈴木直道知事は12日、副知事など幹部4人が昨年度、長谷川氏らと面会するため計62回出張し、経費は計約518万円と明らかにした。鈴木氏は「全て必要な業務だった」と強調。うち15回(約110万円分)は長谷川氏との面談のみが目的だったという。〔共同〕

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