27日に投開票が行われる衆院選・福井1区の立候補予定者から離党願いが出ていた立憲民主党県連合会は3日、記者会見を開き、立候補予定者の西山理恵氏の離党願いを正式に受理したと説明。これにより白紙となった1区は、今後1週間程度で候補者を
擁立する意向を示しました。
 
立憲民主党県連は、9月30日に西山氏から離党願いが出されたことを受け、3日午前、福井市にある党事務所で幹事会を開き、離党願いを受理することを正式に決定し、3日付けで、党本部に公認取り消しの申請をしました。
  
午後に開かれた党県連の記者会見では、三田村代表が「限られた期間だが、新しい候補者に、立憲民主党として信頼できる人を出していきたい。党本部からは必ず候補者を擁立したいという強い要請、強い指導を受けている。今の段階では不戦敗ということは考えず新人擁立に取り組みたい」と話し、15日の公示に間に合うよう1週間ほどで新しい候補者の擁立を目指すとしました。
 
また、野田幹事長は候補となる人物は数人いるとしたうえで、「今は福井県内、特に1区の選挙区に住んでいる人がメインになってくる」と話しました。
 
人選については、▼政治に関わってきた人▼政治に関心のある人▼できるだけ知名度の高い人を中心に交渉をはじめたい考えです。
 
<衆院選に向けた県内の情勢>
福井1区は、自民党で現職の稲田朋美氏の他、共産党で新人の金元幸枝氏、参政党で新人の田中こはる氏、立憲民主党を離党し無所属となった新人の西山理恵氏、そして、立憲民主党も新たな候補者擁立に向け模索しています。
  
福井2区は、現職の高木毅氏の他に、立憲民主党の新人の辻英之氏、共産党の新人の
小柳茂臣氏が出馬を表明しています。また、元衆院議員で県議の斉木武志氏が出馬を検討していて、県議会後に態度を明らかにするとしています。
 
1区、2区とも公示日ぎりぎりまでさらに出馬予定者が出てくる可能性もあり混戦が予想されています。
 
衆院選は、15日公示、27日投開票です。

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