自民党の北海道支部連合会(道連)が10月2日、岩本剛人参院議員(北海道選挙区)を10月27日投開票の衆院選の選対本部長とすることを決めました。

 前回、2021年の衆院選の選対本部長は高橋はるみ参院議員(北海道選挙区)です。

 道連の中村裕之会長(衆院議員、北海道4区)は「高橋はるみ先生は総裁選の投票も欠席した。体力的に北海道全体を回る選対本部長は厳しいのではと考えた。病み上がりで寒い中を走り回るのは本人にとっても良くないと私が判断し岩本さんにお願いした」と述べました。

 道連は10月27日投開票の衆院選の小選挙区に出馬する11人を党本部に公認申請することも決めました。

 小選挙区に立候補予定の11人の中には、9月29日に党道9区支部が推薦することを決めた広島県出身の会社経営、松下英樹氏も含まれています。

 関係者によりますと、道連は比例代表北海道ブロック(定数8)の比例名簿に15人を載せました。


 記載されたのは第1位に伊東良孝・沖縄北方担当相(北海道7区)、第2位に小選挙区に立候補する予定の11人、第3位以下に別の候補予定者3人です。

 これまで比例名簿上位で4回当選してきた現職・渡辺孝一氏は小選挙区に出馬する11人の次になっています。

 関係者は「比例上位に2人入れると、小選挙区で戦う各選挙区の支部長が納得しないだろう」と話しています。

 正式な比例名簿の順位は、党本部が10月15日の公示直前に発表する見通しです。

 中村会長は「我々自民党と公明党の安定した政権が、北海道を引っ張っていくことが最も適切だと思っているので、そういうことを訴えていきたい」と衆院選への意気込みを語りました。

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