さきほど自民党の新たな総裁に石破茂元幹事長が選ばれました。

決選投票までもつれこんだ総裁選、関西では、泣き、笑い様々な表情が見られました。

【選挙管理委員長】「よって石破茂くんをもって当選者と決しました」

27日行われた自民党総裁選挙で勝利したのは、石破茂元幹事長。

女性初、奈良県選出で初の総理大臣を目指していた高市大臣はわずかに及びませんでした。

■石破氏は「最後の戦い」として総裁選に臨む

石破新総裁といえば…

過去に防衛大臣を務めるなど安全保障のエキスパートとして知られますが…

【石破茂氏】「ハイ、ご乗車ありがとうございます」

鉄道オタクで、カレーが大好き!

さらに…

政治家としての経歴のみならず、オタクの道でも他を圧倒する政治家です。

今回の総裁選は、「最後の戦い」と意を決して臨みました。

■20年高市大臣を支える事務所の所長「その時を真摯に迎えるのが大事」

27日、午後1時から始まった自民党総裁選挙は9人が立候補する異例の混戦でした。

高市大臣の地元・奈良県の陣営は支援者などが集まり、緊張の中で開票の様子を見守りました。

20年間、高市大臣を支えてきた木下剛志さん。

石破元幹事長、小泉元環境大臣、高市大臣の三つ巴になるともいわれた今回の総裁選にこれまで以上に期待してきました。

【高市早苗事務所 木下剛志所長】「たくさんの後援会のみなさんから朝からすごく電話もいただいて」「みなさんが(総裁選を)我がことのように心配していただいているのでそれが何よりもうれしいですし、きょうはその時を真摯に迎えるほうが勝ち負けよりも後援会にとっては大事かなと思います」

また大阪市内でも、高市大臣を支持する地方議員の会「なにわ早志会」のメンバーたちが集まり、カツカレーを食べながら応援しました。

■1回目の投票では高市氏が票数上回る

1回目の投票では…

選挙管理委員長「高市君181票、石破君154票。投票の結果、過半数を得た候補者はありませんでした。これより高市早苗君、石破茂君による決選投票を行うことといたします」

石破元幹事長とともに決選投票へと進みました。

【高市大臣の地元 酒井麻衣記者】「決選投票に進むことが決まりました。会場からは大きな歓声が上がっています」

大阪の支持者は、この段階で早々と総理大臣おめでとうのケーキを準備。

【大阪の支持者】「まだちょっと早い」

と指摘する声も。

■決選投票前「女性である私が決選投票に進ませていただいた。歴史的瞬間」と演説

決選投票の前に、演説に臨んだ高市大臣。

【高市早苗経済安保相】「今、女性である私がこの自由民主党総裁選挙の決選投票に進ませていただいた。これは私たちの自由民主党にとっても、日本国にとっても歴史的瞬間だと思っております。

「これからも皆さんと一緒に勝ち続ける、国でも地方でも選挙に勝ち続ける自民党を作ってまいりたい。そう思っております。よろしくお願いします。ありがとうございました」

■2度目の投票では21票差で石破氏に敗れる

そして2度目の投票が行われ…。

選挙管理委員「高市早苗君194票、石破茂君215票であります。

よって石破茂くんをもって当選者と決しました」

【応援する地方議員】「うわ、負けた!ああ!」

地元事務所の木下剛志さんは。

【高市早苗事務所 木下剛志所長】「せいいっぱい戦えたんだろうと言う風に思っています。決選投票に進ませていただいたことはたことはありがたいことですし、よろこばしい」

(関西テレビ「newsランナー」 2024年9月27日放送)

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