自民党総裁選の結果と党内の反応について、最新情報を国会記者会館の瀬島記者がお伝えします。

一回目の結果が大きく覆る大逆転劇ともいえる展開に、会場内からは大きなどよめきが起こり、涙を流す議員の姿もみられました。

あるベテラン議員は「アメリカ、中国との外交関係を考えても良い結果になった」と話している他、岸田総理周辺は、「ギリギリの戦いだった。皆、衆議院選挙でどちらが勝てるかを考えたのではないか」と話しています。

一方、高市陣営からは「党員票の結果を覆すことになり、ありえない」との声もあがっています。

一回目では、予想より差を付けて高市氏が勝利していたため、一時、高市氏優勢との見方も出ていたため、これを覆す結果に驚きの声も多く上がっています。

逆転の要因については、高市氏を麻生派などが支援したものの、「これが逆効果だったのでは」との見方もあがっていて、決選投票では、3位となった小泉氏陣営や旧岸田派が大きな塊として、石破氏に流れたものとみられます。

石破氏はこの後週末にかけて、人事構想を練る見通しで、ライバル候補を起用するのかなどが焦点となります。

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