パワハラ疑惑などを巡り、兵庫県議会で、議員86人の全会一致で不信任決議が可決された斎藤元彦知事。

24日午前10時ごろ、不信任決議可決後初めて登庁し、決断に向けた心境を明かしました。

兵庫県・斎藤元彦知事:
世間的にはメンタルがすごく強いと言われているかもしれないですが、“鋼のメンタル”って言われている面もあるみたいですが、自分自身は本当に、けさもやっぱり苦しい胸の内もあったり、正直言うとずっと苦しかった。やっぱりいろんなご批判、そして議会との状況があって、私自身は多分淡々とやっているように見えたかもしれないが、朝起きたときはすごく(胸が)しんどい時もありました。ふと、やっぱ苦しい状況になることもありました。県政をしっかり改革して前に進めるためには、私は職を辞すべきではないという思いで、本当にいろんな方から「辞職をすべきだ」と言われてましたが、それでもやっぱり苦しかったが、やっぱり4年間の任期は全うしたいという思いでやってきました。

辞職か失職、はたまた議会の解散か。

迫られる選択については、「そこも含めて最終的にどのようにするかというのを、これは本当に大変厳しい判断ですので、いろいろこう揺れ動きながら自分としても本当にこう胸がくーっと苦しいところにもなりながら、今考えているというところです。どういう選択肢をするかというのは、ほぼだいぶ固まってはきましたけど、改革をしっかり進めていきたい思いは今も明確に持っていますから、そんな中で自分としてどういう判断をしていくかをしっかり見定めていきたいと考えております」と述べました。

地方自治法に基づき、不信任決議から10日以内の9月29日までに議会を解散しなければ自動失職する斎藤知事。

記者団の取材に対しては、今週中に記者会見を行い、自身の判断について明らかにする意向を示しました。

また、関係者によると、県議会は25日に再開予定だった本会議を休会することを決定しました。

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