鹿児島県さつま町で防衛省が検討を進める自衛隊の弾薬庫整備を巡り、町による誘致に反対する北薩地区の市民団体が、18日、町長と議長宛に誘致の撤回を求める要求書を提出しました。

北薩ブロック平和運動センター・早崎当和事務局長
「弾薬庫の存在は町民の安心・安全な暮らしにとって脅威でしかありません」

18日、さつま町役場で、角茂樹副町長らに誘致反対の要求書を手渡したのは、北薩ブロック平和運動センターのメンバーです。

2018年から、さつま町と民間団体による防衛施設の誘致活動が共同で行われる中、防衛省は2024年6月から自衛隊の弾薬庫整備に向け、町東部の中岳で航空機による測量や道路状況などを調査する「適地調査」を進めています。

要求書では、弾薬庫が有事の際に標的となる懸念があるとして、町が行っている誘致活動を撤回するよう求めています。

北薩ブロック平和運動センター・早崎当和事務局長
「この問題を放置している訳にはいかない。白紙撤回してほしいという思いはあるが、もう少し安心安全な状況が確保されるような方策を考えてほしい」

さつま町・角茂樹副町長
「要求書については、しっかりと上の方(町長)にも伝えていきたい。我々として調査をしっかりと見守るという段階にあると考えている」

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