中国海軍の空母「遼寧」が、沖縄県の与那国島と西表島の間で接続水域を航行しました。
中国の空母が日本の接続水域に入ったのは初めてです。

防衛省によりますと、17日から18日にかけて、空母「遼寧」を含む中国海軍の艦艇3隻が尖閣諸島の西の海域を航行した後、与那国島と西表島の間を通過する際、一時、接続水域に入りました。

中国軍の空母が日本の接続水域に入るのを確認したのは初めてで、3隻はその後、太平洋に向かいました。

海上自衛隊の護衛艦や哨戒機が、警戒・監視などにあたりました。

森屋官房副長官は、「全く受け入れられないものであり、中国側に対し外交ルートを通じて、我が国として深刻な懸念を表明したところであります」と述べました。

接続水域は、領海の外側に接する海域で、国際法上、自由な航行が認められていますが、沿岸国は、領海内での違法行為を防ぐための措置をとることができます。

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