運転手不足により10月から廃止・減便される路線バスに関して、杉本知事は、県の職員などにセカンドキャリアや兼業としてバスの運転手を勧めていることなどを明らかにしました。
県議会の一般質問で、時田和一良県議会議員は「運転士不足は深刻であり、今まで以上に県のバス会社に対する運転手確保、また路線バス運行維持に向けた支援が必要」と県の姿勢を質しました。
これに対し杉本知事は「手段を選ばないという点で、例えば二種免許を持っている県職員や市町の職員、さらには民間企業にも声をかけ、特に運転手不足が深刻な朝と夕方のラッシュ時の人員を確保することもできるのではないか」と考えを述べ、不足するバスの運転手の緊急確保のための対策を取る考えを示しました。
県によりますと、退職が近い大型自動車免許を持っている職員らに、セカンドキャリアとしてバスの運転手になることを勧めたり、朝夕の通勤・通学時間に短時間の兼業ができるという内容の説明書を配ったりしているということです。
県は9月補正予算案で「路線バス維持・確保緊急対策事業」として1億2900万円を計上しています。
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