自らの女性問題を理由に、4月25日に衆議院議員を辞職した宮澤博行 氏が28日に静岡県袋井市で開かれた会合に出席し、地元の支援者に謝罪した後、報道陣の取材に応じました。
宮澤博行 氏をめぐっては、4月25日発売の週刊誌に自身の女性問題が掲載される見通しとなったことから、発売に先立つ形で23日に衆議院へ辞職願を提出し、25日の本会議で辞職が許可されたほか、24日には自民党に離党届を提出し、受理されています。
こうした中、宮澤氏は28日、自身が支部長を務めていた自民党静岡県第3選挙区支部の幹事会に出席し、地元の支援者に対して謝罪しました。
その後、報道陣の取材に応じた宮澤氏は辞職を決断した理由について、まず緊急事態宣言下での不祥事であったことを挙げ、「過去の事例に照らしても、離党に相当するものだと自分の中で決断した。ただ、私は比例代表の身なので、離党する場合は議席を党に返さなければいけないと考えた」と述べた上で、安倍派の裏金事件についても触れ「不記載の資金を不祥事に流用したのではないかという疑念は当然生じるものだと思う。ただ、これは絶対にそんなことはない。しかしながら、そう見られることも世の常だと思うので、そうではないということを、職を辞することで訴えたい」と口にしています。
また、今後の政治活動については「まったくの白紙」と話すにとどめました。
宮澤氏によると、幹事会の出席者からは「人格を疑う」「謝罪だけでは済まない」という厳しい声が突きつけられたということです。
2012年に自民党が政権を奪還した衆議院議員選挙で初当選した宮澤氏は衆議院議員を4期務め、防衛大臣政務官や防衛副大臣を歴任しました。
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