来年夏の参院選を巡り、自民党県連は元競泳選手でオリンピックメダリストの中村真衣さんを候補者とする方針を決めました。一方、立憲民主党の現職・打越さく良参院議員は早くも再選に向け動きを加速させています。
9月14日、2週連続で開かれた自民党県連の選挙対策委員会。
【自民党県連 選挙対策委員会 小野峯生委員長】
「引き続き総務会に諮る案、”参議院についての案”を決定させていただきたい」
来年夏の参院選に向け候補者を公募した自民党県連。
元競泳選手の中村真衣さんや、県連会長で全国比例選出の佐藤信秋参院議員など4人が最終選考に残り、8月の意向調査では半数の支部が中村さんを支持しました。
しかし、9月6日の会議では、支部の意向を尊重して中村さんを推す意見と、政治経験などを重視して佐藤議員を推す意見が真っ向から対立。結論は先送りとなりました。
県連の結束に亀裂が生じ兼ねない事態となる中…
【佐藤信秋参院議員】
「これは腹を決めてちゃんとやらないとダメなんですよ」
13日、佐藤議員が応募の撤回を表明。解散総選挙が近いと予想されるなか、「選挙で一丸となれるよう、県連会長として強い体制作りに専念する」としたのです。
これを受けて県連は14日、中村さんの公認を党本部に申請する方針を決定。20日の総務会に諮ることとしました。
【自民党県連 岩村良一幹事長】
「(中村さんには)選挙戦を戦う中で、また政策論争に打ち勝てる候補として育っていただきたい。一丸となって佐藤県連会長のもと選挙等に打ち勝っていきたい」
自民党が候補者選びに苦戦するなか…
選挙に向け着々と準備を進めていたのは立憲民主党の現職・打越さく良参院議員です。
【立憲民主党 打越さく良参院議員】
「全く苦労を知らないような2世3世たちの争いですよ、自民党の総裁選。忖度と裏金、お金の力になびくような政治ではいけない」
14日には上越市で後援会の設立総会を開き、再選に向けて協力を訴えました。
【立憲民主党 打越さく良参院議員】
「誰一人取り残さない政治を進めていくためには負けられないと考えております」
参院選は来年夏に行われます。
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