岩手県内に半導体関連産業の集積が進む中、その担い手を育成する施設が北上市に整備されることになり、9月13日に起工式が行われました。
産学官が連携してこうした施設が整備されるのは全国で初めてです。

起工式には半導体産業の関係者など約60人が出席し、事業を行ういわて産業振興センターの佐々木淳理事長が鍬入れをしました。

達増知事
「本施設の取り組みが先進モデルとして、岩手県や日本の半導体関連産業のさらなる成長の土台となることを期待している」

北上市に整備される人材育成施設は鉄骨平屋で延べ床面積は約590平方メートル。
整備費約4億円は県が全額補助します。

2台の半導体製造装置が用意され、これから技術を身に付ける関連企業の社員などが実際の操作やメンテナンスを学ぶことができます。

また、大学生対象の半導体講座や小中学生対象のイベントも開き、次世代の人材育成を図るということです。

世界的な半導体需要の高まりもあり、技術者不足が全国的に課題となる中、産学官が連携してこうした施設が整備されるのは全国で初めてです。

この人材育成施設は2025年4月に開設されます。

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