自民党総裁選は地方票も鍵を握ります。長野県連は党員・党友1万4000人余りの投票用紙を発送しました。西沢正隆幹事長は「総裁選は党勢拡大のチャンス」と捉えています。

自民党県連は12日、県内の党員・党友1万4342人に投票用はがきを発送しました。

総裁選は国会議員は1人1票で367票、地方票も367票で争われます。地方票は全国一括で集計し得票数に応じて各候補に配分されます。

過半数を獲得した候補がいない場合は上位2人の決選投票になります。決選投票では国会議員は367票、地方票は各都道府県連に1票ずつとなります。

国会議員は改めて投票を行いますが、地方票はすでに投票を終えているため、各都道府県連ごとに集計し2人のうち多い方に1票が入ります。

自民党県連・西沢正隆幹事長:
「党員以外の国民の皆さんにもPRできる絶好のチャンスの総裁選であると考えている」

県連幹事長の西沢正隆県会議員は今回の総裁選を「党勢拡大のチャンス」と捉えています。派閥がらみの「政治とカネ」の問題などで自民党への不信感が広がる中、県内でも前回2021年の総裁選以降、党員・党友は約2000人減りました。西沢幹事長は議論を通じて国民の信頼を取り戻したいと話します。

自民党県連・西沢正隆幹事長:
「派閥解消によって真の自民党の改革ができれば、おのずと信頼回復につながっていくのでは。残念ながら党員の方が減ってきている傾向にあります。この総裁選で注目を集め、『やっぱり自民党だな』と信頼回復を得て、党勢が拡大し、党員が1人でも多く増えていけばいい」

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