12日に告示される自民党総裁選。過去最多となる9人が出馬表明しましたが、拉致問題については多く語られていません。拉致被害者家族会が11日に会見を開き、切実な思いを訴えました。
【横田早紀江さん】
「誰も言葉に出さない拉致っていう。それがもう絶望的な感じがする」
こう失望感を露わにしていたのは拉致被害者・横田めぐみさんの母早紀江さん。
12日の総裁選を前に拉致被害者家族が会見を開き、候補者に拉致問題解決への覚悟を示すよう求めました。
【横田拓也さん】
「46年も人質として拘束されている命のかかった問題にも関わらず関心を示さないことは看過できない」
今月に入り、「娘と会える自信がなくなりつつある」と話したという早紀江さん。
【横田早紀江さん】
「絶叫するような思いで叫び続けてきたに違いない。たくさんの被害者たちのことを頭の中に思い描いていただけませんでしょうか。本当にこんな日本でいいんでしょうか」
次の総理にはこの切実な訴えを真剣に受け止め、問題の解決に向けた具体的な行動を起こすことが求められています。
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