「基地港湾」に指定された酒田港の着工を受け、きのう(8日)酒田市で記念の式典が行われた。

洋上風力発電をめぐっては、現在遊佐沖が事業者を選定する段階に進み、国はことし4月、酒田港を事業化の拠点となる全国で6カ所目の「基地港湾」に指定した。
酒田市できのう、自治体関係者や国会議員など約50人が参加して着工式典が行われ、吉村知事などがあいさつした。

(吉村知事)
「着工で大きな一歩を踏み出した。洋上風力発電は事業規模の大きさから関連産業への波及効果も大きいものがあり、地域経済活性化に寄与するものと大いに期待している」

酒田港は洋上風力の部材を運ぶ3万トン級の貨物船が着岸できるよう、外港地区の大浜西ふ頭で岸壁の補強・航路となる海底を掘り下げる工事などが行われる。
総事業費は122億円で、2027年度の工事の完了が予定されている。

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