兵庫県議会調査特別委員会で証人尋問に応じる斎藤元彦知事=神戸市中央区で2024年9月6日午後5時26分(代表撮影)

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、県議会(定数86)第3会派の公明党県議団(13人)は最大会派の自民党県議団(37人)が呼びかける知事に対する辞職要求に同調する方向で最終調整に入った。第4会派のひょうご県民連合(9人)や共産党県議団(2人)も同調する方針。第2会派の維新の会県議団(21人)を除く全ての会派が辞職要求に同調する見通しとなった。

 維新県議団は引き続き、国政政党・日本維新の会の執行部と対応を協議している。

 自民県議団は6日に議員団総会を開き、12日に辞職要求することを決め、他会派や無所属を含む全議員にも同調を呼びかけた。知事が受け入れない場合は不信任決議案の提出に踏み切る可能性も示唆していた。

 ひょうご県民連合は19日開会の9月定例県議会で、不信任決議案を提出する方針も決めている。【中尾卓英】

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