自民党総裁選で訴えたいフレーズを書いたパネルを手に立候補への意欲を語る野田聖子元総務相=岐阜市で2024年9月7日午前10時44分、太田圭介撮影

 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)を巡り、野田聖子元総務相(64)が7日、地元の岐阜市で記者会見し、立候補へ意欲を示した。ただ立候補に必要な推薦人(20人)の確保については「正直ベースで言うならば今一歩」と述べ、支援を呼びかけた。

 野田氏は2021年の総裁選に高市早苗経済安全保障担当相(63)らと共に立候補したが、1回目の投票で敗れた。今回立候補すれば2回目となる。同席した大岡敏孝衆院議員によると、推薦人は「十数人を確保している」という。

 野田氏は「(自民党)総裁と総理に就任したら速やかに解散総選挙をする」と明言。その際、派閥裏金事件に関係した議員全員に「国会の政治倫理審査会で弁明させる」とし、応じなければ公認しないとした。

 総裁選には野田氏のほか、女性議員で高市氏や上川陽子外相(71)が出馬に意欲を見せている。同じ女性候補陣営などとの連携を問われた野田氏は「女性だから(連携する)とかいうのは昭和の発想」と強調。連携する場合は政策の一致が必須とした。【太田圭介】

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