自民党の小泉元環境相が総裁選挙への立候補を表明し、「首相になったら早期に衆議院を解散する」と明言しました。

出馬会見で小泉氏は「自民党が真に変わるには、改革を唱えるリーダーではなく改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことです。私が総理・総裁になったら、できるだけ早期に衆院を解散し、国民の皆さんの信を問うことにしたいと思います」と述べた上で、「政策活動費」の廃止などの政治改革、ライドシェア完全解禁といった規制改革などを、1年以内に実施すると表明しました。

また、「不記載議員」を次の選挙で公認するかは新たな執行部で厳正に判断するとの方針を示し、「選挙で信任を受けるまで、要職に起用しない」と述べました。

6日夜に出演したBSフジ「プライムニュース」では、選択的夫婦別姓の法案提出について、「閣法(内閣提出法案)でやって、そして党内をまとめていきたい。まとまらなかった場合、本会議で党議拘束をかけませんから」と説明しました。

総裁選に出馬表明したのは、過去最多の6人となりました。

一方、立憲民主党の代表選挙への立候補を6日に表明した泉代表は「プライムニュース」で、小泉氏の政治改革の姿勢に「裏金議員たち『選挙が終わるまでは要職につけない』と(小泉氏が)言ってますね。しかも、『総選挙をすぐやる』って言ったら、一気呵成(かせい)にみそぎを済ませて、すぐ要職に就けるっていうこと。“選挙さえ済めば、あとは要職に就けます宣言”ですからね」と疑問を呈しました。

土曜日告示の代表選には、枝野前代表、野田元首相も出馬表明していて、推薦人の確保が難航している江田元代表代行と吉田晴美議員は6日夜、2人きりで会談するなど、ギリギリの調整を続けています。

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