兵庫県の斎藤知事がパワハラや物品をねだるなどした疑惑を告発された問題。

百条委員会でコーヒーメーカーを受けとった産業労働部長の証人尋問が行われ、「企業側からの要望で受け取った」などと話した。

■知事は「みんなが見ている場所で受け取られない。秘書課に送るように言っておけ」と指示

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ことし3月、元西播磨県民局長が斎藤知事がコーヒーメーカーやゴルフクラブなど物品をねだった疑惑などを告発。

県は事実無根と判断し、元局長を懲戒処分したものの、その後、産業労働部長が企業からコーヒーメーカーなどを受け取っていたことが判明した。

告発文の中には、斎藤知事はコーヒーメーカーの受け取りを断ったものの、同行していた産業労働部長に「みんなが見ている場所で受け取られない、秘書課に送るように言っておけ」と指示したと書いてあった。

■産業労働部長は「企業側からの要望で受け取った」と説明

5日の百条委員会に出頭した産業労働部長は「企業側からの要望で受け取った」と説明した。

(Q:知事が産業労働部長に対して「報道もたくさんいる中で受け取れない。あとで秘書室に送るように言ってください」と複数回答で証言があるが事実でしょうか?)

産業労働部長:覚えていません。

■元局長の告発が公益通報と扱われなかったことについて専門家が「法律違反」と指摘

(Q明確には否定できない?)

産業労働部長:なかったと思います。当日、知事を見送ってから相手の企業と話す中で、職場で使ったりとかPRになるからって、物自体は私の部屋にもともと、届きまして、返すようにと指示がありましたが私が返却を忘れていて。

 また、5日の百条委員会で元局長の告発が公益通報と扱われなかったことについて、専門家が「法律違反」と指摘した。

斎藤知事はこれまで一貫して「県の対応は適切だった」と主張していて、専門家の指摘を受け、6日の証人尋問でどのように答弁するのかが注目される。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年9月5日放送)

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