自民党総裁選への出馬を表明しているこの河野デジタル相と茂木幹事長。
5日、相次いで政策発表の記者会見を開きました。

そしてこの人の動向も注目です。

5日、神奈川・横浜市内の高校を視察した小泉進次郎元環境相(43)。

小泉進次郎元環境相:
自分のモットーは迷ったらフルスイング。フルスイングすれば後悔は残らない、そんな思いでやってます。

その小泉氏は6日、自民党総裁選への出馬を表明する予定。

それを前に小泉氏が先週に開設したYouTubeチャンネルのコメント欄が今、“お祭り状態”となっています。

5日正午の時点でコメントは1400件超え。

ネット上で度々、取り沙汰されてきた“進次郎構文”の投稿も相次ぎました。

小泉進次郎環境相(2019年9月当時):
今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている。

これをまねたような「コメントが書けるということは、コメント欄を閉鎖しなかったという事です」といったコメントが見られました。

その一方では、批判的な意見も多かったことを念頭に、「コメント欄を閉じていないことは称賛する」との皮肉交じりの投稿もありました。

このコメント祭り状態を、本人はどう受け止めているのでしょうか。

小泉進次郎元環境相(43):
批判されたらへこみますよ。政治家だって人間ですから。できる限りいろんな声を受け止めるのも政治家としては大事なこと。

こうした中、日本の次なるリーダーを目指す総裁選の候補者が5日、相次いで政策を発表しました。

しかし今、2人が繰り出した“勝負の一手”に大きな波紋が広がっています。

河野デジタル相が5日示したのが、マイナンバーを使い、電子申告システム「e-Tax」などに自動入力する形で、全ての国民に確定申告をしてもらうという政策。

これに、ネット上は荒れに荒れ、「税務署パンク」のワードがトレンド入りする事態となりました。

更に茂木幹事長が打ち出した政策を巡っても賛否が大きく分かれています。

茂木敏充幹事長(68):
防衛力強化や子育て支援策はしっかり進めつつ、防衛増税、子育て支援金の保険料の追加負担。それぞれ1兆円は停止し、新たな財源確保策で対応。

新たな財源を確保し、防衛増税などを取りやめるとして、茂木氏は“増税ゼロ”をアピール。

ネット上では、「国民にとってありがたい」と歓迎の声が上がる一方、岸田政権の看板政策に幹事長としてコミットしてきた茂木氏が、総裁選を前に態度を一転させたことに首相周辺などからは「自民党の幹事長とは思えないですね」「これじゃ完全に明智光秀じゃないか」といった厳しい声が相次いだのです。

茂木氏の増税ゼロ発言には、小泉氏も「岸田首相を、また総裁を支えてこられた幹事長として、やはりどうなのかっていうものが問われる問題だと思います」と述べ、疑問を呈しました。

一方、立憲民主党の代表選挙を巡っても新たな動きがありました。

野田佳彦元首相が5日、正式な出馬表明と政策発表を行いました。

野田佳彦元首相:
政権交代前夜という位置づけの構想とさせていただきました。私は本気でこの汚れた政治のウミを出し尽くさなければいけないと思います。

政策活動費の禁止などを定める政治資金規正法の再改正や、企業・団体によるパーティー券購入の禁止、国会議員の世襲制限などを強調。

また、岸田政権が決めた防衛増税については、「私どももこれは防衛増税はなしという方向で考えていくべきだろうと」と述べました。

立憲民主党の代表選には、枝野幸男氏も立候補を表明済み。
この他、泉健太代表や江田憲司氏、吉田晴美氏が出馬できるかどうかが焦点となっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。