自民党総裁選挙を巡り、岸田政権のナンバー2の林官房長官が国会内で記者会見し、立候補を表明しました。

林芳正官房長官:
この大変難しい状況の中でありますが、自民党総裁選挙への出馬を決意をさせていただきました。

林長官は、その後、フジテレビに出演し、総裁選における派閥の影響について「名実ともに解散した。派閥が誰を推薦するというものは名実ともに無くなってる」と述べました。

林氏が、これまで所属していた岸田派は3日、解散手続きが終わり、正式に解散しました。

会長を務めていた岸田首相は3日夜、「国民の信頼を回復するにはどうあるべきかを考え解散した」と述べました。

同じく、岸田派に所属していた上川陽子外相は、推薦人の確保に向けて「少しめどが立ってきた」と述べた上で、「チーム陽子として輪を広げる」と述べ、派閥に頼らない姿勢を示しました。

4日に立候補を表明する予定の茂木幹事長は、「経済の再生、地方の活力アップに力点を置きたい」と意欲を示しました。

一方、立憲民主党の代表選を巡っては、出馬を表明した野田元首相を過去に対立した小沢一郎衆議院議員が支援する意向を示し、「総選挙で勝って政権交代を実現する考え方で一致した」と述べました。

立候補できるかどうかが焦点となっている泉代表は、3日午後、選挙戦に向けPR動画の撮影に臨みました。

この他、吉田衆議院議員、江田元代表代行も立候補に意欲を示しています。

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