26日の県内は小国で29.5℃となるなど、各地で真夏日一歩手前の暑さとなった。この暑さは、27日から始まるゴールデンウィーク中も続くとみられていて、熱中症に注意が必要。
(岡本リポート)
「午後2時のJR山形駅前です。強い日差しが照り付けていて、歩いているだけで汗ばむ陽気となっています」
26日の県内は各地で晴れて気温が上がり、真夏日に迫る暑さとなった。多くの地点で7月下旬並みの気温だった。
<日中の最高気温>
小国 29.5℃
米沢 29.2℃
山形 28.1℃
鶴岡 24.4℃
「じりじりしてきて暑かった。もう夏だなと思った」
「暑すぎる。外に出ないほうがいい、暑い時は。熱中症になったら大変だから」
(神奈川県から)
「新幹線に乗っていたら、『きょう30℃だ』とみんなが言っていて。知らなくて向こうを出る時に寒かったのでジージャンを着てきた。水分補給をしっかり心がけたい」
気象情報会社・ウェザーニューズによると、県内は29日にかけて25℃以上の夏日となる日が多くなる予報。
こうした中、環境省は24日から「熱中症特別警戒アラート」の運用を始めた。
これは、「県内全域で危険な暑さが予想される場合」に、前日の午後2時に出されるもの。
そしてこの特別アラートが出された際、各市町村には、住民が暑さを避けるための施設「クーリングシェルター」を設置することが新たに義務付けられた。
(リポート)
「危険な暑さとなった時には、冷房設備を完備している施設『クーリングシェルター』が開放されます。ここ山形市役所のエントランスホールも指定されたクーリングシェルターの一つで、市役所に用がない人もベンチで座って休むことができます」
クーリングシェルターには、市役所や公民館など、冷房を完備した施設が指定され、県内では、山形市に30カ所・寒河江市に11カ所・長井市に8カ所など、計59カ所が指定されている(26日時点)
受け入れ可能人数や開放時間はさまざまだが、たとえばクーリングシェルターに指定されている山形市役所1階ロビーでは、自動販売機も設置されていて水分補給もできる。
(山形市 防災対策課・新関康彰課長補佐)
「まだ4月だが、熱中症特別警戒アラートが出ていなくても暑さを感じた場合は、施設を利用して暑さを避けてほしい」
各市町村が指定するクーリングシェルターの場所や受け入れ態勢などの情報は、県のホームページで見ることができる。
まだ体が暑さに慣れていない時期だけに、山形市などは夏場以上に熱中症に注意するよう呼びかけている。
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