自民党総裁選は9月12日告示、27日投開票の予定。長野県内の議員はどう動くのでしょうか。

自民党総裁選。岸田首相に代わる新しい首相を選ぶことになります。出馬表明しているのは小林鷹之前経済安全保障担当大臣、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル大臣、そして、3日、林芳正官房長官が表明しました。

茂木敏充幹事長、小泉進次郎元環境大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣が今後、出馬会見を予定しています。

他に加藤勝信元官房長官、上川陽子外務大臣も出馬への調整を進めていて野田聖子元総務大臣と斉藤健経済産業大臣も出馬を目指しています。

いわば乱立の様相となっている総裁選。県選出議員も支持が分かれています。

1区選出の若林健太議員は安倍派。安倍元首相が前回推した高市経済安全保障担当大臣の推薦人を務める予定です。早くから推薦依頼があったということです。

長野1区・若林健太議員:
「アメリカの大統領選でも女性の候補が出てくるので、女性のリーダーというのも選択肢の一つになっていいじゃないかと。各大臣の経験、自民党の政調会長を務め政策通であること、ぶれない信念持って政治活動を今までにされてきている」


3区選出の井出庸生議員は上川外務大臣の推薦人を務める予定です。自身も推薦人の確保に動いています。

長野3区・井出庸生議員:
「外務相、法務相で、自由とか平等といったことを中心に外交をずっとされてきたということで、国際社会の中で協調を打ち出せるリーダーじゃないかと。新しい顔の中で、高い能力、安定感、そういうものを持った人にかじ取りをやってほしい」

衆議院・比例の務台俊介議員は、当選が同期で、議場の席も隣になっている小林前経済安全保障担当大臣を支援します。

衆院・比例・務台俊介議員:
「この国民の不満、あるいは叱咤激励をしっかり受けて、立て直すとしたら刷新感のある人が一番いいかなと。やっぱり能力が高くて、ぶれない、そして若い。世襲ではない、一般の家庭の出身だと。積極財政をしっかりやっていくということも言っていますし、このデフレ後の経済をしっかり立て直す意味で、骨太の方針をわれわれ共有しています」

4区選出の後藤茂之議員は、3日出馬を表明した林官房長官を支持する方針です。

5区の宮下一郎議員は総裁選の選挙管理委員を務めており、「支持についてはコメントしない」としています。

総裁選は9月12日告示、27日投開票の予定。議員票367票と党員・党友による地方票367票で争われ、1回目で過半数を得票する候補がいない場合は、上位2人による決選投票となります。

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