立憲民主党の小沢一郎衆院議員は3日、国会内で野田佳彦元首相と会談し、党代表選で小沢氏が率いるグループが野田氏を支援する方針を伝えた。小沢氏は会談後、記者団に「野田氏から支援要請があり、グループの同意をもらった」と説明した。

野田氏から「大変ありがたい」という話があったと述べた。支援する理由を「きちんとした体制で他の野党とも手を取り合って政権交代を実現する考えで一致した」と語った。

小沢氏は2012年、野田政権が進めようとした消費増税の方針に反発して民主党を離党した。野田氏は同年衆院選で敗れ、民主党は下野した。

小沢氏は3日「多くの仲間を失った。野田氏を支援したくない人には非常に大きな要素だ」と当時を振り返った。「過去を乗り越え、国民のための政治を実現する大義への結集が大事だとの思いで支援を決めた」とも強調した。

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