自民党の甘利明前幹事長(麻生派)は、トランプ米政権時代に駐日大使を務めたハガティ氏ら共和党と民主党の上院議員らと面会し、総裁選への立候補を表明した小林鷹之前経済安保相の名前を挙げる場面があった。

甘利氏は「小林鷹之議員、コバホークが総裁選に立候補表明をしたため全国を飛び回っており、きょうはどうしても出席できず、くれぐれも皆様によろしくと言い付かった」と伝えた上で、「彼がもし総理大臣になれたら、真っ先に皆様に会いに行くよう勧めておきます」と語った。

この際、ハガティ氏は笑みを浮かべ、「誰が総理大臣になろうと我々の同盟関係は鉄壁です」と述べた。

甘利氏は、河野太郎デジタル相の支援を表明した麻生太郎副総裁が率いる麻生派(54人)に所属しているが、今回、小林氏の支援に回ると見られている。

同日、河野氏が麻生派所属議員に対して呼びかけた会合も欠席した。

ハガティ氏はこれに先立ち、総裁選への立候補に意欲を示している上川陽子外相や、岸田首相とも会談している。

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