自民党総裁選への出馬を9月6日に予定する小泉元環境相は30日、自らの衆議院議員初当選から15年の日に、記者団に対し「15年前を思い出した。世襲批判に立ち向かった。変わらず応援の声を力に変えて勝ちたいと思う」と述べて、来たる総裁選を勝ち抜く意欲を示した。

小泉氏は「野田元首相が世襲批判」と述べ、発言は29日に立憲民主党の代表選への出馬を表明した、野田元首相の世襲批判を受けたもの。野田氏は「やたら改革もどきを言ってる、世襲の多い金魚たちに立ち向かっていくドジョウでありたい」と自民党が世襲が多い政党と批判して対峙する姿勢を示していた。

小泉氏は、派閥裏金問題をめぐる自民党の改革について「政治とカネの問題にけじめが付かない現状を変えたい。総裁選で訴える。国民の皆さんから信頼回復のきっかけにしたい」と述べた。

さらに、自らの立ち位置について「地方が原点、地方の声を大事にしなければいけない。今まで以上に」と強調した。

最後に総裁選に向けては「チームとして最高のチームを作り上げる。総裁選に挑む覚悟全てをぶつけて、こういうチームでやっていくんだという安心感を出していく」と意欲を示した。

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