バスや路面電車の運転士の不足が深刻化しています。

26日に長崎市議会は公共交通機関を維持するための対策を検討する特別委員会を開き、バスの運転士などが現状を報告しました。

長崎市議会地域公共交通対策特別委員会には、長崎バス・県営バス・長崎電気軌道などの労働組合の代表が出席し、現状を報告しました。

このうち長崎バスグループ労組の山口誠治 書記長によると、長崎バスでは今年4月のダイヤ改正で路線撤退や減便を行った結果、
平日に不足する乗務員の数は一時、33人から8人にまで改善しました。

しかしその後、今月末までの5カ月間に新たに20人が退職したため、乗務員不足が再び深刻化しているということです。

退職の理由については・・・。

山口誠治 書記長
「(理由は)いろいろあるが一番多いのが『賃金が安い』」「これから先も運転手不足に拍車が掛かるのではないかと危惧している」

一方、長崎電気軌道労組の東昌幸 執行委員長は、「長時間労働によりプライベートの時間が取れない」などの理由で若手社員が退職している現状を報告しました。

特別委員会では9月、事業者の経営サイドから意見を聞くことにしていて、2024年度中に市への提言をまとめる予定です。

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