ロシアによるウクライナ侵攻で、北方領土での墓参が実現しない中、元島民が船から供養する「洋上慰霊」が8月20日始まりました。

 北海道などが主催する洋上慰霊は、北方墓参やビザなし交流がロシアのウクライナ侵攻で見送りとなった2年前から行われています。

 初日は元島民ら約50人が参加し、根室港から北方四島交流事業船「えとぴりか」で出発しました。

 「自分の祖先のルーツを知ることや歴史的な問題をもう一度見直すきっかけにしたい」(参加者)

 一行は、国後島南側の日ロ中間ライン付近の船上で慰霊式を行い、手を合わせました。

 洋上慰霊は9月21日まで、3つのコースで7回行われる予定です。

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