自民党の総裁選挙管理委員会は20日、候補予定者らに対し、総裁選の告示前の選挙運動に「いたずらにお金をかけることは十二分に配慮して欲しい」と呼びかけた。

20日の総裁選管の会議では、9月12日告示、27日投開票の日程を決めると共に、総裁選のあり方について議論が交わされた。

選管の逢沢委員長は、総裁選のあり方をめぐって、告示以降については「選管が管理する党営選挙なので、そもそもお金をかけることができない仕組みを確保している」と説明した。

その上で逢沢氏は、「政治とカネといった問題などで、わが党が、国民から大変厳しい厳しい指弾を受けている」と述べ、「告示前の期間についても、お金をかけない、金のかからない事前の準備に極力努力を頂く」と強調した。逢沢氏は、控えるべき活動として、党員へ大量の郵送物を送ることなどを挙げた。

一方で、告示前の選挙運動については明確な禁止規定などは設けず、呼びかけにとどめることになった。これに関して逢沢委員長は「発言、行動、発信など、本来政治家が果たすべき役割が弱められる、強く制約を受ける、毀損をされることにつながってはいけない」として、「自由民主党の良識と常識を持つ議員、陣営の判断を信頼したい」と述べた。

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