北方領土の元島民らが船から先祖を供養する洋上慰霊が8月19日、北海道東部の羅臼町の沖合で行われました。

 羅臼沖での洋上慰霊は千島連盟羅臼支部が町の協力を得て実施。8月19日は元島民ら約20人が参加しました。

 一行は羅臼港を出発し、国後島を望む日ロ中間ライン周辺の水域で献花し、手を合わせました。

 「(墓参を)早く再開してくれればいい。2世や3世の人に頑張ってもらうしかない」
 「(政府に)一日も早くロシア側と交渉できる状況をつくってほしい」(元島民)

 ロシアのウクライナ侵攻の影響で、北方領土での墓参の再開の見通しは立っていません。

 8月20日から、北海道が主催する洋上慰霊が根室市で予定されています。

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