立憲民主党の野田佳彦元首相は19日、千葉市で県連に所属する有志議員から9月の党代表選に出馬を求める要請書を受け取った。野田氏は「安倍晋三元首相の追悼演説で『勝ちっぱなしはないでしょう、安倍さん』と言った。今度は勝ちにいくために何ができるかよく熟慮したい」と語った。
野田氏は次期衆院選について「政権交代にリアリティーのある選挙は滅多にないチャンスだ。必死でつかみとっていかなければいけない」と述べた。野田氏は10人超の名前が挙がる自民党総裁選に関し「すごい勢いだ」と危機感を示した。
野田氏は面会後、記者団に「ひしひしと胸に迫り、決断を迫られている。迷惑をかけるので出ないなら出ないと早く言わなければいけない」と触れた。
野田氏には19日、出馬の要請が相次いだ。重徳和彦氏らを中心とするグループの議員らも国会内で野田氏と会い、立候補を求めた。
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