自民党総裁選への出馬を週明けに表明する見通しの小林鷹之前経済安保相は17日、新潟県を訪問し、北朝鮮による拉致現場の視察などをした。

新潟市を訪れた小林氏は、地元選出の細田健一衆院議員と共に、1977年に当時中学生だった横田めぐみさんが北朝鮮によって拉致された現場を視察した。

小林氏は、視察後の記者団の取材に対し、自身も中学生になる娘がいることに触れ、「めぐみさんや家族のことを思うと、ひとりの父親として胸が張り裂けそうだ。拉致問題を解決できないことは、国会議員として忸怩(じくじ)たる思いで、やりきれない」と述べた。

食料安全保障を主要な政策テーマの1つとしている小林氏は、新潟市内の農地と養蜂場の視察も行った。

総裁選については、記者団の取材に対し、「複数の議員から(強く推す)声をもらっている」と認めて、「重く受け止め、最後は自分が決断する」と述べた。

関係者によると、小林氏は19日に記者会見を開き、出馬表明する見通し。

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