河野太郎デジタル相は15日の閣議後の記者会見で、9月の自民党総裁選への立候補の意向を問われ「安倍（晋三）政権から外務、防衛、行政改革、ワクチン担当、デジタル、非常に多くの閣僚を経験させていただき、日本が抱えている多くの課題を担当してまいった」とした上で、「いつかこの経験を生かせる日が来ればと思っている」と出馬に意欲を示した。
「『いつか』とは次期総裁選も含めてか」と記者から問われると、「申し上げた通り」とかわした。
岸田文雄首相は14日、9月の総裁選に立候補しないことを表明。河野氏は、岸田政権について「外交、内政、多くの成果を上げた。（首相は）先頭に立って頑張ってこられた」と振り返り、総裁選までの期間は「閣僚の一人として課題に取り組みたい」と語った。【古屋敷尚子】
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