愛媛県久万高原町の老人保健施設で、夜勤の職員の勤務体制を満たしてないのに介護報酬約970万円を過大に受け取っていたことが14日に分かりました。運営している町は単純な事務処理のミスとし返金するとしています。

介護報酬を過大に受け取っていたのは久万高原町立老人保健施設「あけぼの」。短期入所療養介護や通所リハビリテーションなどのサービスを提供しています。

町によりますと夜勤で介護報酬を請求するためには職員3人以上の体制が必要。しかしこの施設は3人を満たしてないのに、おととし1月分から今年6月分まで県国民健康保険団体連合会や利用者に介護報酬を請求し、975万1920円過大に受け取っていました。このうちの1割が利用者109人の負担にあたります。

この過大報酬の受け取りは、9月に予定されている県の指導に向け準備を進めていたところ発覚したということです。

介護報酬を請求する事務は担当者1人が行っていて、上司と同僚のあわせて3人が決済。基準を満たしていると思い込んだ単純なミスだったとしています。

町は「利用者や関係者に多大な迷惑をかけ深くお詫び申し上げる」と謝罪し、過大に受け取った介護報酬を返す作業を進めています。また今後は複数で内容をチェックするなど再発防止の徹底に努めるとしています。

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